温泉
この場所の物語
足をそっとお湯に差し入れると、ぬるめの湯がやさしく包んでくれるんです。平戸のうで湯・あし湯は、そういう気負いのない場所なんだなあ。この島の温泉は、2000年に完成した平戸温泉給湯センターが島北部の源泉からまとめて各宿に届けているんです。
ナトリウム炭酸水素塩の湯は、すこしやわらかく肌にのって、浸かっているうちに旅の疲れがほどけていくような感じがする。7軒の宿が点在する島のあちこちに湯が引かれているから、泊まる場所によって眺めもすこしずつ違う。長く滞在する人には、島じゅうをゆっくり歩きながら自分の時間を見つけられる場所だと思うんです。
オランダとの交易で栄えた歴史が街の表情に残っているから、訪日客にとっては温泉と異文化の記憶が重なるふしぎな体験になるんじゃないかな。ふだんの暮らしの延長線上に湯がある、そういう土地の空気が平戸にはあります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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