菓子
岐阜県 中津川市
からすみ
さちとあじ · FOOD & DRINK
米の粉を蒸した菓子。魚のからすみではなく、形が似ているだけ。
この場所の物語
米の粉を蒸して、木型で形にした菓子です。魚のからすみとは別のもので、形が似ているだけなんですよ。米の粉に砂糖を練り込んで、棒の形にして、専用の木型へ入れます。型を外して、15分から30分ほど蒸し上げるだけの菓子になります。
名前の由来には、説がいくつも残っているんですよ。海から遠い岐阜県の中津川や恵那では、鯔の卵巣の珍味であるからすみが貴重だったので、形の似た菓子で代えたのだ、という話。もう一つは、唐の時代の、文鎮と硯を兼ねた墨に形が似ているから、という話です。
東濃では桃の節句の供えとして、またふだんの菓子として親しまれてきました。雛祭りの日に、子どもたちが家々を回って菓子をもらう、がんどうちという行事があります。昔は、そこでこれが配られていたそうです。海の珍味の代わりに作った菓子を、家々を回る子どもへ渡していたことになります。
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