菓子
岐阜県 中津川市
栗きんとん
さちとあじ · FOOD & DRINK
茹でた栗を裏漉しして砂糖だけを混ぜ、茶巾で絞る。街道の菓子屋が秋に出す。
この場所の物語
材料は、栗と砂糖の2つだけになります。ほかには水の1滴も入りません。茹でた栗を裏漉しして、砂糖を混ぜ、布巾できゅっと絞る。絞ったときの皺が、そのまま菓子の形になるんですよ。型で抜いたものではないので、1つとして同じ顔がありません。
正月の重箱に入っている、あの黄色くて粘りのあるものとは別です。漢字の書き方まで違っているんですよ。あちらは芋を使いますが、こちらはいっさい使いません。並べてみると、同じ名前で呼ぶのが不思議になります。中津川の人は、あちらを金団と書いて区別しているそうです。
作られるのは、9月から1月までのあいだです。国産の栗が採れる期間に合わせてあります。東濃には恵那栗があって、季節が始まると、平日の朝から店の前に列ができるんですよ。江戸の半ばごろ、中津川の宿で旅の人に出していたと伝わります。遠くへ運べないので、人のほうが来ました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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