肉料理
鹿児島県 鹿児島市
黒豚のしゃぶしゃぶ
さちとあじ · FOOD & DRINK
薄く切った黒豚を出汁にくぐらせ、ぽん酢で食べる。脂が澄んで汁に浮く。
この場所の物語
白い豚に替えるか、黒いままでいくかで揉めました。1970年代のことだったそうです。戦後は赤身の多い大きな品種へ移る流れが来ていました。県の判断で、黒豚のほうが残ります。1999年の商標の登録で、かごしま黒豚はバークシャーの純粋種と定められました。白か黒かを、県のほうが決めたことになります。
1609年、島津の家久が琉球から豚を持ち帰ったのが始まりだと言われています。明治に入って、英国から来たバークシャーと掛け合わせました。肥育の後の時期には、さつまいもを1割から2割混ぜた餌を、60日より長く与えるんですよ。芋を食べさせるのは、肉の質を変えるためです。
台風の多い土地なので、芋は倒れにくい作物として重宝されました。この餌で、脂の溶ける温度が高くなります。だから、しゃぶしゃぶにすると脂が澄んで、汁の上に浮くんですよね。残すか替えるかを決めた土地の、いまの食べ方になります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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