一次産業/通勤圏の勤め
鹿児島県 薩摩川内市 入来麓
入来麓
Iriki Fumoto Cobblestone Walls
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
玉石垣と生垣が続く武家町。清色川沿いに屋敷が並び、旧増田家住宅の門と主屋が残る。
この場所の物語
石垣に使っているのは、山から切り出した石ではなく、川で拾ってきた丸い石なんですよ。入来麓は清色川に沿った武家町で、川から採った玉石を積んだ石垣と生垣が、道沿いにずっと続いています。角のない丸い石を積むのは難しく、噛み合わせを一つずつ選びながら積んでいくしかありません。石工の腕が、そのまま壁の持ちに出ることになります。
旧増田家の住宅には門と主屋が残っていて、門をくぐってから玄関までの距離の取り方を見ることができます。2003年の12月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれていて、周りでは畑作と畜産が盛んです。川内の市街までは車で30分ほど、鹿児島市までは1時間ほどかかるので、生活には車が前提になります。
川の近くの町は、材料を川のほうから取ってくるものなんですよね。山の石を切り出して運んでくるより、目の前の河原から丸い石を拾って積むほうが早いので、石垣の形はその土地に何が転がっていたかで決まります。玉石垣の続く景色は、清色川が作ったものだと言ってもいいのだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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