寿司
愛知県 豊川市
豊川いなり寿司
さちとあじ · FOOD & DRINK
稲荷の門前で油揚げに酢飯を詰める。具を混ぜた変わり種を出す店が並ぶ。
この場所の物語
変わらないのは、油揚げの袋のほうだけです。豊川という町は、豊川稲荷の門前町として栄えたところになります。そこでは、古くからいなり寿司が売られていました。つまり、稲荷へお参りに来た人たちが食べていたわけです。起源は19世紀の初めごろだと言われています。
稲荷に供えてあった油揚げのなかに、飯を詰めて寿司にしたのが始まりだと伝わります。江戸や名古屋と並んで、ここも発祥の地のひとつに数えられているそうです。いまは市内のおよそ100軒で、300種類ほどが作られているんですよ。上に味噌カツをのせたもの、鰻をのせたもの、わさびを入れたもの。それに、五目のものもあります。
門前の食べ物というより、店ごとの工夫の見本市に近くなっています。供えものを食べる形から始まったものが、いまは300通りに分かれました。それでも、油揚げの袋という形だけは残っています。甘辛く煮た揚げのなかに、酢飯をぎっしり詰めていくところです。そこのところは、どの店でも同じなんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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