魚介の料理
愛知県 西尾市
串あさり
さちとあじ · FOOD & DRINK
浅蜊のむき身を串に刺して干す。焼くと、身が縮んで味が濃くなる。
この場所の物語
串1本に、浅蜊が3粒ずつ刺してあります。生の浅蜊を貝殻から外して、竹串に3粒ほど刺す。それを日当たりのいいところで、6時間から7時間ほど干します。日を返しながら、片面ずつしっかり乾かします。乾くと身がきゅっと縮んで、味が奥のほうへ寄っていくんですよ。
江戸のころ、これは幕府へ献じられていました。三河湾の浅蜊は、それだけ質がよかったのだそうです。東海道の宿場でも出していたので、旅の人にも知られていたようです。伝わっているのは東三河と知多になります。西尾と蒲郡で浅蜊がよく揚がり、知多半島では出店などで売られています。
そのまま食べても、旨みが濃い。少し火で炙るか、天ぷらにする食べ方も好まれます。使うのは春の浅蜊が多いのですが、干してあるので1年を通して食べられます。正月の酒の肴としても喜ばれてきました。串のまま焼いて、そのまま手で持って食べることになります。干す時間だけが、きっちり決まっています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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