魚介の料理
島根県 大田市
温泉津の海の幸
さちとあじ · FOOD & DRINK
銀の積出港だった湾で揚がる魚を、港から続く一本道の宿と食堂が煮付けや刺身で出す。
この場所の物語
端から端まで、10分ほどで歩けてしまう道になります。温泉津は、石見銀山の銀の積出港として栄えた町でした。16世紀の後半には、沖泊という港から銀が積み出されています。当時、世界に出回る銀の3分の1が日本のものだったといいます。その大部分が石見の銀だった、とも言われているんですよ。
近代に入ってからは、北前船の寄港地になりました。はんどと呼ぶ大きな水がめや石見焼が、ここから全国へ運ばれます。江戸から昭和にかけての建物が、いまも並んでいるんですよ。赤い石州瓦の色のほうが、いつまでも目に残ることになります。温泉の町として、重要伝統的建造物群の保存地区に選ばれました。
急な谷を切り開いた1本の道に、宿と食堂が並んでいます。銀を出していた湾で揚がったものが、その道の途中で出てきます。煮付けになったり、刺身になったりするんですよ。銀を積んだ港と、魚を揚げる港が、まったく同じ湾になります。その道は、歩けばすぐに端まで行ってしまう長さです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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