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この場所の物語
地下500メートルを超える深さから自噴する湯が、黒部川明日温泉の露天に静かにあふれているんですよね。黒部川がつくった扇状地に、水はいつも、どこかしらから湧いている。飲料水になり、名水トマトを育て、海洋深層水として引き上げられ、また別の形で暮らしに混じっていく。
杉沢の沢スギの木道を歩くと、国の天然記念物に指定されたスギ林の足もとから、ほんとうに水が滲み出しているのがわかります。大地がじんわりと濡れていて、その上に静かな森がある。入善ブラウンラーメンや入善ジャンボ西瓜がこの土地の名前を冠しているのも、水と土への信頼があるからだと思うんです。
大正期の旧発電所を改装した下山芸術の森発電所美術館は、産業の記憶を企画展の場に変えた場所で、ここに来ると、この町が新しいことをためらわない気質を持っているのがわかります。あいの風とやま鉄道の入善駅を降りて、椚山いろり館の茅葺きの軒先に座っていると、農業と深層水産業と現代アートが、ごく自然に同じ扇状地の上に並んでいることに、ちょっとうれしくなります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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この場所の中身
この地に重なるもの
町内に1館。町役場から25km以内に10館。
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距離は役所からの直線距離です。各館のサイトは2026年9月に確かめています。位置の一部 © OpenStreetMap contributors
- じょうべのま遺跡
- 杉沢の沢スギ
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