魚介の料理
富山県 滑川市
ホタルイカの酢味噌和え
さちとあじ · FOOD & DRINK
春の産卵期に岸へ寄る小さな烏賊を茹で、目と軟骨を外して酢味噌で和える。
この場所の物語
守られているのは烏賊ではなく、烏賊が集まってくる海面のほうです。富山湾のこの一帯は、大正のころに国の天然記念物になり、昭和27年に特別天然記念物へ上がりました。滑川をはじめ、湾岸で獲られています。
春になると、産卵のために湾の岸へ寄ってきます。夜のうちに浮き上がってきたところを、定置網で明け方前に獲るんですよ。漁は2月から5月のあいだだけです。体じゅうに発光する器官が並んでいて、鰭を除いた全身に、700から千個。そこから青と緑の光を出すんですよ。
4月から5月の富山湾では、光ったまま砂浜に打ち上げられることがあって、身投げと呼ばれています。食べるほうは、ずいぶん地味なんですよね。茹でてから、目と、口のところの軟骨を外していきます。外しておかないと、噛んだときに当たるからなんですよ。あとは、酢味噌で和えるだけになります。光る話と、食べる話が、まるでつながっていません。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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