一次産業
徳島県 牟岐町 出羽島
出羽島
Teba-jima Fishing Village
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
定期船で渡る漁村。ミセ造りの縁台をもつ家が港沿いに並び、車の入らない路地が続く。
この場所の物語
縁台が折りたためるようになっている、というのがこの島の家の特徴です。出羽島の家にはミセ造りといって、道に面した部分に折りたたむことのできる縁台が備え付けられています。使うときだけ倒して腰かけにして、しまえばそのまま通り道に戻るので、狭い路地であっても道を塞ぎません。島には車が入らないので、路地の幅は人と手押しの荷車が通るぶんしかないんですよ。
2017年の2月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれていて、牟岐町の港から連絡船で15分ほどの距離になります。人口は数十人の規模で、商店と医療のほうは、本土の側へ渡って済ませることになります。島の中だけで、暮らしが完結しているわけではありません。
道の狭い島では、家の前がそのまま公共の場所になります。縁台を出せば近所の人がそこに座り、しまえば通路へ戻るという使い分けができるので、道と家の境目のほうを時間で動かしていることになります。土地の足りない場所では、面積ではなく時間のほうで場所を作るんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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