一次産業/商いの場
愛媛県 内子町八日市・護国
内子 八日市護国の町並み
Uchiko Yokaichi Gokoku Wax Town
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
木蝋で栄えた黄土色の漆喰の家並みが坂道に続き、和蝋燭の店で蝋を掛ける作業を見られる。
この場所の物語
壁の色は白ではなく、黄色に近い土の色をしているんですよ。内子の八日市護国は木蝋で栄えた町で、黄土色の漆喰を塗った家並みが緩い坂道に沿って続いています。木蝋は櫨の実から採る蝋で和蝋燭の材料になり、明治のころには外国へも輸出されていたそうです。
通りの和蝋燭の店では、作業を見ることができるんですよね。芯に溶けた蝋を手で掛けて少しずつ太らせていくもので、手の熱で温度を測りながら進めるので道具より手が要ります。1982年の4月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれていて、松山市までは車で50分ほど、そう遠くはありません。
いまは空き町家の活用と、農業の受け皿の両方があるんですよ。石油から作る蝋燭が入ると木蝋の商いは細っていきましたが、それでも和蝋燭が残ったのには理由があります。仏壇や社寺で使う蝋燭には別の求められ方があって、煤の出方や炎の揺れ方がそちらでは効いてくるんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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