鍋・汁
大分県
だんご汁
さちとあじ · FOOD & DRINK
小麦の生地を平たく延ばして味噌の汁で煮る。麺というより帯に近い形になる。
この場所の物語
だんごと言いますが、丸くありません。むしろ帯のように平たく、幅広く延ばしてあるんですよ。名前のほうは、作る途中から来ているんですよね。はじめに粉をこねて丸めて、しばらく寝かせておきます。その丸めた形が、そのまま呼び名になりました。平たく延ばすのは、そのあとの手順です。薄いほうが、煮たときに味が入りやすいからだそうです。
汁は麦味噌か、合わせ味噌か、白味噌。大分県のどこでも作られていて、四季の野菜と一緒に煮ます。秋の入りから冬にかけて、よく食卓に上ったそうです。一杯で腹がすっかり満ちてしまうので、ほかに何も要りません。
大分は台地が多くて、米に向かない土地が広い。だから古くから麦などの穀物を作って、その大半を粉に挽いて食べてきました。米が足りないから小麦、という言い方をされますが、この土地では小麦のほうが日常だったわけです。足りないものの代わりというより、はじめからこちらが主だったんじゃないかなあ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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