菓子
山形県 新庄市
くじら餅
さちとあじ · FOOD & DRINK
もち米の粉と砂糖を蒸し上げる。鯨は入っていない。
この場所の物語
鯨の肉は、1グラムも入っていません。もち米とうるち米の粉を水で練って、むき胡桃と砂糖水を加え、せいろで蒸したものです。切ってみると、胡桃の粒が断面にぽつぽつ並んで見えます。名前の由来には、いくつも説があるんですよ。
久しく持ちが良いので久持良と書いた、という説。皮つきの脂身を塩漬けにした塩鯨に、見た目が似ているという説。昔は米1升で1本を作ったので、その大きさから来たとも言われます。新庄藩の3代の藩主、戸沢正庸のころに兵糧として作られたという話が有力で、新庄が発祥だと考えられています。
いまから300年ほど前のことなのだそうです。旧暦の桃の節句に、雛菓子と一緒に供える習わしが続いてきました。白砂糖、黒砂糖、醤油、味噌、餡入り。味の種類が、そのまま店の数だけあります。粉を挽いてから蒸し上がるまでに、2日ほどかかるのだそうです。名の由来だけが、いまも決まっていないんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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