観光・宿
山形県 尾花沢市銀山新畑
銀山温泉の木造旅館街
Ginzan Onsen Timber Inn Street
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
銀山川の両岸に大正期の木造多層旅館が向かい合い、ガス灯がともる夕暮れの川沿いを歩ける。
この場所の物語
川をはさんで宿と宿がまっすぐ向かい合い、銀山川の両岸に大正期の木造の宿が並んでいます。3階建てや4階建てが川へ向かって顔を揃えて立っていて、道も川幅も狭いので、向かいの窓がすぐそこに見えるんですよね。声を張らずに話しかけられそうな距離に、窓と窓があります。
夕方になるとガス灯に火が入り、通りの色が変わるんですよ。湯上がりの人が下駄で石畳を歩きはじめるので音が増えて、明かりより先に音のほうが増えていくのがおもしろいんですよね。木造で多層という形はもともとつくりにくいもので、ほかの土地ではそのほとんどが建て替えられてしまいました。
ここに並んで残ったのは、建て替える理由と余裕がずれたからです。尾花沢市の市街までは車で30分ほどで仕事は宿の仕事が中心、冬の雪は深く、何か月ものあいだ通りの形を変えてしまいます。新しくしなかったことがそのままいまの値打ちになっていますが、それは選んだ結果ではなく、後から価値と呼んでいるだけなんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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