日本酒
兵庫県 神戸市
灘五郷の清酒
さちとあじ · FOOD & DRINK
六甲の伏流水で仕込む蔵が海沿いに並ぶ。酒類GIに指定され、産地を表示できる。
この場所の物語
水と風と米と人が、たまたま同じ場所に揃っています。六甲の山から流れてくる伏流水を、宮水と呼びます。酵母の働きを助けるものを含んだ硬い水で、これで仕込むと、きりりとした酒になるんですよ。蔵は、海沿いにずらりと並んでいます。船に積むのに、それがいちばん都合がよかったのでしょう。
冬、山から吹き下ろす風が冷たいので、寒のうちに仕込みます。米は県内の山田錦、造るのは丹波から来た杜氏でした。ちょっと揃いすぎている気もします。江戸の後半には、樽廻船で江戸へ年に100万樽ほど運んだと言われます。江戸で飲まれる酒の、かなりの部分がここのものでした。
もとは池田や伊丹が中心で、灘のほうがあとから並びました。いまは産地の名を表示できる決まりがあります。地図の上の5つの郷が、そのまま酒の名前になっているわけです。宮水の井戸は、いまも西宮に残っています。海のそばで、山の水を使っていることになります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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