鍋・汁
栃木県 佐野市
どじょう汁
さちとあじ · FOOD & DRINK
泥鰌を丸ごと味噌で煮る。田の水を落とした後にとれた魚を使う。
この場所の物語
暑い日に、熱いものを食べることになります。栃木というのは、そもそも海の無い土地です。季節の寒暖の差が大きく、川の魚は貴重なたんぱく源でした。用水路が固められる前は、泥鰌が身近な魚だったそうです。田を作る家では、夏になると田の水口に蓋をして、泥鰌を獲りました。
獲ってきたものは、水を入れた器に移しておきます。そこで、泥をじゅうぶんに吐かせてから使うんですよ。作り方は、水を切った泥鰌を鍋に入れるところから始まります。そこへ酒をひたひたに注いで、醤油を少し加えるんですよ。蓋をして火にかけて、まず動きを止めます。
そのあとで、葱と牛蒡を入れて、溶き卵を回すんですよ。これは、夏に決まって作る料理でした。暑さで体力を落とすころ、泥鰌を食べると力が付くと考えられていたのです。7月の暑い盛り、八坂神社の祭りの昼にも食べられました。汗をかきながら、熱い椀を持つことになります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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