軽食
香川県 小豆島町
わりご弁当
さちとあじ · FOOD & DRINK
扇形の器を組み合わせた弁当。農村歌舞伎の日に桟敷で開く。
この場所の物語
器のほうが料理より先にあって、その形に合わせて飯を抜きます。わりごというのは、木の箱のことです。長方形を、中ほどから斜めに2つに割った形をしています。それが重なると、扇のように見えるんですよ。昔から2個で1人前と決まっていました。
家族の人数ぶんを箱に納めて、背負っていったそうです。行き先は、神社の境内にある芝居の舞台になります。小豆島の肥土山では5月3日に、農村歌舞伎が奉納されます。中山のほうは、10月の第2日曜に行われるんですよ。中山の歌舞伎は、300年ほど前に伊勢参りへ出た島の人が上方から持ち帰ったと伝わります。
中身は、木枠で型を抜いた酢の飯と、煮しめになります。具は牛蒡、人参、蓮根、蒟蒻、竹輪といったところです。味つけのほうは、家ごとにずいぶん違います。芝居の合間に、桟敷を広げてこれを開いて食べるんですよ。いま、わりごを使っているのは小豆島だけだそうです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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