温泉
この場所の物語
海の見える丘の斜面に、湯けむりがすこしだけ漂っている。赤穂温泉は、1969年に生まれた比較的あたらしい温泉なんです。播磨の海辺に突然わき出た湯、という感じが、どこかまだ「発見されたて」の素朴さを残しているんだなあ。赤穂御崎灯台を見下ろしながら浸かる露天風呂は、瀬戸内海がそのままひろがって、ふしぎと時間の感覚がゆるくなるんです。
旅館は7軒、斜面にそっと並んでいるだけだから、ひっそりと長く泊まるのにちょうどいいスケール感があります。生活拠点として歩いてみると、兵庫県立赤穂海浜公園の海辺がふだんの散歩道になりそうで、うれしいんですよね。国の名勝である田淵氏庭園も近くにあって、訪日客にとっては、海と庭園と湯が一度に出会える場所として、ほかでは得られない固有の体験になると思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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