産地の仕事
静岡県 静岡市駿河区丸子
駿府の工房 匠宿と駿河竹千筋細工
Sunpu Takumi-shuku and Suruga Bamboo Craft
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
丸く削った竹ひごを差してかごや虫籠を組む技があり、工房で制作を見て体験できる。
この場所の物語
竹ひごを丸く削ってから、穴に差し込んで組んでいくんですよ。駿河の竹千筋細工は竹を細く割ったあと断面を丸く削るので、平たいひごを編むかわりに、丸いひごを差していく技になります。だからかごや虫籠の側面に、細い線が均等に立ち並ぶんですよね。
匠宿の工房では、この工程を見ることも体験することもできます。ひご同士は接着ではなく差し込みと張力だけで保たれているので、そっと握ると全体がわずかにしなって、手を離すとまた戻ります。線が細いほど道具は弱くなるはずなのに、そうならないんですよね。
この技はもともと虫籠のために磨かれたものだと言われていて、手に持って近くで見るものだから、細さと丈夫さが同時に要りました。静岡市の市街までは車で20分ほどで新幹線でも動けますが、丸子は静かな地区なので、日常には車があると楽になります。いまつくられているのは灯りの傘や容れ物のほうが多いそうですが、条件は変わっておらず、籠1つに数百本のひごが入る理屈を手で確かめられる場所です。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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