温泉
この場所の物語
車を降りると、果樹園のにおいがする。そういう場所なんです、あづまね温泉は。東根山のふもと、岩手県紫波町の西のほうに、ふるさと創生事業によって1989年に湯が掘り起こされた、まだ歴史の浅い温泉地です。新しいぶんだけ、とんがったところがなくて、ふだんの暮らしにすっとなじむような空気がある。
ラ・フランス温泉館 ホテル湯楽々に泊まって、ゆっくり浸かって、果樹園のそばをのんびり歩く。そういう時間の使いかたが、ここには似合うんだなあ。多拠点で生活している人にとっては、静かに自分を整える拠点になりそうです。訪日客にとっては、観光地らしくない素朴さそのものが、ちょっとふしぎでうれしい発見になるんじゃないかな。
新しく生まれた湯というのが、かえって正直な感じがして、わたしはすきです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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