魚介の料理
徳島県 三好市
あめごのひらら焼き
さちとあじ · FOOD & DRINK
川魚を平たい石の上で味噌と焼く。石ごと火にかける。
この場所の物語
石を温めるだけで、3時間かかるんですよ。ひららというのは平たい石のことだそうで、その石を竈にのせて、味噌で丸く土手を作ります。その土手の中へ水と砂糖と酒を入れて、ゆっくり火を通していきます。徳島県の三好、祖谷に伝わる、もとは野外の料理です。
石が温まるまでには、それだけの時間がかかるんですよね。だからその間に、人は山へ入って、あめごや山菜を採ってきました。焼く前に、材料を探しに行く時間が組み込まれているわけです。温まった石の上へ、あめごに山菜、こんにゃく、豆腐をのせていきます。
いまはホットプレートで作る形も紹介されていて、小中学校の給食にも出ているそうです。石を3時間かけて温める料理を、給食の時間に納めた人がいることになります。山へ採りに行くための時間のほうは、そこで失われました。それでも料理のほうは残っています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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