祭事
徳島県三好市山城町上名 大歩危峡
大歩危の紅葉
Oboke Gorge
祭事 · Festival
この場所の物語
この谷でまず目に入るのは紅葉ではなく、岩そのものの青灰色なんですよね。徳島・三好の吉野川の中流にひらけた大歩危では、両岸に1000メートル級の山が続いていて、その岩の上に秋が乗ってきます。見頃は例年11月の中旬から下旬で、岩は砂岩が変わった砂質片岩ですから、風化した表面は淡い青灰色や緑になります。
その下地の上に乗るから赤が沈まないのであって、分厚い地層が波のように曲がり、ひびの入ったところが削られて、この谷になりました。見上げる高さに縞が走っていて、色はいつもその縞の間から出てきます。川には遊覧船が出ていて、水の高さから見ると岩が真上に来ますから、歩いて見るのとは向きがそっくり逆になります。
JR土讃線の大歩危駅は谷のすぐそばにあって、列車の窓からも川の色は見えているんですよ。だから着く前から始まっていて、帰りの窓まで終わらないことになります。わざわざ着いてから見上げるだけが紅葉ではない、という土地もあるものだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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