麺
徳島県 つるぎ町
半田そうめん
さちとあじ · FOOD & DRINK
手延べの乾麺で、一般のそうめんより太く打つ。煮込んでも形が崩れにくい。
この場所の物語
そうめんにしては、太いんですよね。手で延ばして干す乾麺ですが、ふつうのものより一段太く、そのぶん腰があります。細さを競う麺の中で、太さのほうを取った麺になります。徳島県のつるぎ町、半田というところで作られてきました。
吉野川のすぐそばにある、山あいの土地です。四国山脈から吹き下ろす寒い風と、そこを流れる川の水。冬に延ばして干す作業が、この土地に合っていました。江戸の半ばごろ、船頭が奈良や淡路を経て製法を持ち込んだと伝わります。旬は6月から8月にかけて、夏のあいだになります。
冷やして食べるほか、冬になると煮麺にもするんですよ。太いぶん、煮ても形が崩れないんですよね。細い麺なら、とっくに伸びてしまうところです。太さで分けると、日本の規格ではひやむぎに当たります。それでも、そうめんと書くことが認められているんですよ。長く続いてきたことと、土地の呼び名が、規格より重く扱われた例になります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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