鍋・汁
茨城県 北茨城市
あんこう鍋
さちとあじ · FOOD & DRINK
肝を炒って味噌に溶き、身と皮、胃袋を煮る。水を使わない仕立ての店もある。
この場所の物語
あんこうは、身よりも先に肝の話になります。冬に水温が下がると肝が大きくなって、脂がのるんですよね。旬は11月から3月ごろで、4月に頼むと、やんわり止められます。茨城県の北茨城と大洗が、この魚のよく揚がるところになります。
どぶ汁と呼ばれるものがあるんですよ。船の上では真水が貴重なので、水を使わずに作ったものです。肝を空炒りして味噌を溶き、あんこうと野菜から出る水分だけで煮ます。ずいぶん濃くて、そして重い味になります。これをやさしくしたものが、店で出るあんこう鍋なんですよ。
さばくときは吊るして切ります。身がやわらかくて、まな板の上では扱えないからです。大洗では、これを見せる催しが毎年あって、人が集まります。皮も、胃袋も、鰭も鍋に入るので、捨てるところがほとんど残りません。食べられないところが少ない魚だ、という言い方をよく聞きます。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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