菓子
長崎県 長崎市
カステラ
さちとあじ · FOOD & DRINK
卵と砂糖、小麦粉を木枠で焼く。底にざらめが残り、切り口の目が細かく詰まる。
この場所の物語
底にざらめが残って、じゃりっとします。卵と砂糖と小麦粉と水飴を、木の枠に流して焼いたものです。切り口を見ると、目が細かく詰まっています。膨らし粉はいっさい入れません。長崎県の長崎で、400年ちかく作られ続けてきました。
名前は、ポルトガル語のカスティーリャ地方のパンという言い方から来ていると言われます。ポルトガル人に菓子の名を尋ねたら、カスティーリャの菓子だと答えた。それが名前になった、という話も残っているんですよね。伝わったのは1571年ごろ、開いたばかりの長崎の港でした。
江戸のあいだは、奉行や大名への贈りものとして高いものでした。そこから、この土地で作り替えられていきます。卵をたっぷり使い、水飴を入れて、しっとりと焼き上げる。膨らませないので、切り口の目が細かく詰まっていく。南蛮から来た菓子ですが、いまは和菓子に数えられます。400年かけて、こちら側のものになりました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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