温泉
この場所の物語
車を降りた瞬間、空気がすこしちがう。長崎の街なかから、ほんの5分ほどで来られる場所なのに、稲佐山の山腹に入ると、時間の流れがゆっくりになるんです。ここの湯は泉温が低めで、加温して使われているんだなあ、と思うと、この土地が温泉として目覚めたのもつい最近のことだと気づく。
ホテルアマンディが開業したのが2009年、そこからまだ20年も経っていない、若い温泉地なんです。浸かりながら、「できたてのお湯」という感覚がどこかにある。泊まると、山の静けさと、眼下に広がる長崎の夜景がいっしょに届いてきて、ふしぎな二重性を味わうんです。
多拠点で暮らしている人には、街へのアクセスを保ちながら静かに過ごせる場所として、向いているかもしれない。訪日客にとっては、長崎の港町の夜景を「湯のなかから眺める」という体験が、ここだけの時間になるでしょう。歩いて街へ、というよりも、ここから街を眺める場所なんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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