丼・飯
宮城県 亘理町
はらこめし
さちとあじ · FOOD & DRINK
鮭を煮た汁で炊いた飯に、身と腹子を並べる。煮汁の色が飯全体に回っている。
この場所の物語
その朝に揚がったもので出汁を取り、その汁で飯を炊きます。醤油と酒と砂糖の割り下で鮭の切り身を煮て、残った汁を薄め、それで米を炊くんですよね。だから、飯のほうが薄い茶色に染まります。上のほうには、煮た身と腹子とが載ることになります。宮城県の亘理をはじめ、県南のほうに伝わってきました。
身のほうは飯に混ぜ込んで、腹子だけを上に置く出し方もあります。どちらにしても、同じ魚の身と卵が一つの器に並ぶわけです。阿武隈川の河口の町で、地引網で鮭を獲っていて、大漁の日に漁師が振る舞ったのが始まりだと言われます。伊達政宗が川の普請を見に来たときに出された、という話も残っているんですよ。
旬は9月から11月にかけての秋のものです。ただ、この町には冬のほっきめし、春のしゃこめし、夏のあさりめしがあって、同じやり方で獲れたものだけが入れ替わります。つまり、はらこめしは秋の呼び名です。町が手放していないのは、そちらのほうなのだろうと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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