産地の仕事
宮城県 仙台市若林区・宮城野区
仙台箪笥の工房
Sendai Tansu Workshops
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
木地・漆塗り・金具の三工程を分けてつくる箪笥の工房があり、指物の作業を見学できる。
この場所の物語
木地と漆塗りと金具という3つの工程を、それぞれ別の職人が分けて受け持っています。木地のほうは指物の仕事で、釘を使わずに板を組み合わせていくものなので、寸法の狂いがそのまま引き出しの動きに出てしまいます。塗りは木目が透けて見える塗り方をするものなので、下にある木地の出来のほうが、そのまま表に出てくるんですよ。
工房は若林区の住宅地に混じるようにして建っていて、指物の作業を見学できるところもあります。仙台市内にあたるので通勤と通学の選択肢が広く、職人が街の中で暮らしながら仕事を続けていることになります。郊外の工業団地へ出ていく必要が、この産地にはありませんでした。
分業というのは、隠すことのできない工程のほうを最後に置きません。木地の狂いは塗りで隠すことができず、塗りの粗は金具でも隠せないので、後ろの工程がそのまま前の工程の検査になっているという仕組みです。3人で作るというのは、同じものに3度検査を通しているということでもあるんですよね。隠す場所がどこにも無いという条件のほうが、この箪笥の質を決めているわけです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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