肉料理
香川県 丸亀市
骨付鳥
さちとあじ · FOOD & DRINK
骨の付いた鶏もも肉を胡椒と大蒜で焼く。親と雛で硬さと味の濃さが分かれる。
この場所の物語
行儀よく食べる方法は、用意されていません。骨の付いた鶏のもも肉を、塩と胡椒と大蒜で下味をつけ、じっくり焼きます。焼くうちに脂が下へ落ちて、皮のほうが締まっていくんですよ。それを手で持って、そのままかぶりつくことになります。香川県の丸亀と高松で親しまれてきました。
丸亀の駅の近くに、1952年に開いた七坪ほどの店がありました。もとはおでんとお好み焼きの店です。店主が映画で、俳優が骨つきの鶏にかぶりつく場面を見て、うちでも出せないかと考えたそうです。そして、その翌年から店で売り出しています。始めたのは、その店をやっていた夫婦だったそうです。
この鳥には、親と雛という二つの呼び分けがあるんですよね。親のほうは硬くて、噛むほど味が出ます。雛のほうは、ずいぶんやわらかい。どちらを頼むかで、その人の慣れの度合いがわかるんですよね。添えのキャベツを、皿に落ちた脂につけて食べるんですよ。それが目当てだ、という人もいるそうです。うどんの町の、夜の食べものになりました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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