漬物・発酵
茨城県 水戸市
水戸納豆
さちとあじ · FOOD & DRINK
小粒の大豆を藁苞や経木で包んで発酵させる。粒が小さく、糸の引きが細かく出る。
この場所の物語
作るのが茨城で、いちばん食べるのは福島だそうです。藁で包んで、40度くらいに保って、1日ほど置く。藁についている菌が豆に移って、そこで発酵していくんですよ。むかしの作り方は、それだけでした。いまの工場では40度あまりで6時間ほど温めます。
発酵の熱で温度が上がり、1日ほどで冷やして止めるんですよ。水戸のものは、豆がとても小さい。藩が奨励した早生の大豆が小粒で、豆腐にも味噌にも向かなかったから、納豆になったと言われます。使い道の残っていたものが、そのまま名物になりました。豆腐にできない豆が、こちらへ回ってきたわけです。
粒が小さいと、糸の引きも細かく出ます。名産として知られるようになったのは、明治に入ってからです。鉄道が通って、駅で土産として売った人がいた。それが、名産と呼ばれる始まりでした。藁苞に入ったものは、いまも土産物として売られています。土地の名物と、土地の食卓は、案外ずれているものなんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
※上記リンク経由のご予約はAURAの運営を支えます(料金は変わりません)
まわりを読む