温泉
この場所の物語
国道沿いに、ぽつんと小さな看板が立っている。それが三加和温泉との、最初の出会いになるんです。地下700メートルをボーリングで掘り当てた、1970年代うまれの比較的あたらしい湯で、アルカリ性のやわらかな泉質がふしぎと体になじむんだなあ。
温泉街の中心にある三加和温泉ふるさと交流センターには、コンビニの前に家族風呂があって、浸かることと日常がすこし溶け合っているような感じがします。ふだんの暮らしにそのまま組み込めそうで、ここを生活の拠点にする人には、そのさりげなさがちょうどいいのかもしれない。
歩いてみると、金栗四三ミュージアムがあって、マラソンの歴史がこの静かな土地とつながっていることに、訪日客はきっとおどろくんです。バスで福岡や熊本からたどりつける、その少しだけ手間のかかる道のりが、この場所の時間をゆっくりにしているようにも思えます。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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