温泉
この場所の物語
標高650メートルの高台に立つと、眼下に田沢湖の水面がひろがっているんです。その湖を眺めながら浸かれる湯は、乳頭温泉郷から引いてきたもの。よその土地の湯脈を、ここまで運んできたというのが、なんだかふしぎでうれしい話なんですよ。
戦後の観光ブームのなかで開業した温泉郷で、アルパこまくさの前身である旧国民宿舎駒草荘も、その時代の気配をすこし残しています。宿は6軒とこぢんまりしていて、泊まるとその静けさがすっと体に入ってくる。ふだんの暮らしをここに置いてみようかと思う人には、山と湖に挟まれたこの高原の時間の流れ方が、ちょうどよく感じられるかもしれないんです。
訪日客にとっては、湖の眺望と山岳の拠点性が重なるという、日本の地方高原ならではの重なり方が歩いて体感できる場所です。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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