丼・飯
広島県 廿日市市
あなご飯
さちとあじ · FOOD & DRINK
焼いた穴子を、骨で取った出汁で炊いた飯に並べる。門前の参道に店が並ぶ。
この場所の物語
飯が、薄い茶色をしているんです。穴子のあらで出汁を取って、その汁で炊くからなんですよね。上には、焼いた穴子を隙間なく敷き詰めます。同じ魚の骨のほうと身のほうが、一つの折の中で上下に分かれていることになります。
明治34年、広島県の宮島口の駅で駅弁として売り出されたのが始まりです。売ったのは上野他人吉という人でした。もとは、地元の漁師のあいだで食べられていた穴子の丼です。それを、持ち運べる形に組み替えました。冷めても食べられるように作ってある、というより、冷めることを前提にした料理です。
穴子の旬は、夏と、1月の半ばごろになります。なかでも1月半ばに獲れたものがよいと言われるんですよね。夏の島は人が多く、そして冬の穴子は太い。旬と、人の多い時期とが、すこしずれているんですよ。船を待つあいだに折を開ける、それが最初の食べ方でした。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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