魚介の料理
広島県 広島市
小いわしの刺身
さちとあじ · FOOD & DRINK
片口鰯を七度洗って刺身にする。洗うほど旨いと言われてきた。
この場所の物語
鯛の味だと言うのは、鯛が高いという話でもあります。小いわし、と呼びますが、片口鰯のことなんですよ。広島湾は餌になるプランクトンが多いので、身の大きく育ったものが獲れます。県で揚がる魚の7割ほどが、この魚だそうです。
まず、この魚はとにかくよく洗うことから始まります。何度も何度も、水を替えながら洗っていくことになるんですよ。鱗が落ちて、鰯の癖のある匂いが抜けていきます。鰯7度洗えば鯛の味、ということわざが、この土地には残っています。身が締まっていて、たしかにそう言いたくなる味でした。
捌くのに包丁を使わない人が多いそうです。匙や、荷造りに使う樹脂のバンドで、手早く開いていく。なにしろ数が多いので、そのほうがずっと速いんですよね。慣れた人は、話しながらでも手が止まりません。旬は6月から8月で、梅雨に入るころ、店に並びます。刺身のほかに、天ぷらや南蛮漬けにもよくされています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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