麺
静岡県 富士宮市
富士宮やきそば
さちとあじ · FOOD & DRINK
蒸して冷やした腰の強い麺を炒め、削り粉と肉かすを振る。市内に専門の店が多い。
この場所の物語
捨てるはずだったほうから、二つとも生まれています。具に入る肉かすは、豚の背脂からラードを搾ったあとに残るもので、豚肉が高かった時代の代わりでした。仕上げに振るだし粉のほうは、由比や蒲原で鰯の削り節を作るときに、粉になって売り物にならなくなった分が始まりだといいます。
麺も、ふつうの焼きそばのものと違うんですよね。蒸したあとに湯通しをせず、ほぐして冷やし、油で表面をおおうのだそうです。そうすると水分が減って、強い火で炒めても負けない腰が残ります。この麺を作っているのは、静岡県の富士宮の市内にある四つの製麺所です。
貧しさの話というより、余りものを見て味を確かめる癖の話なんじゃないかなあ。2000年に学会と名乗る団体ができて、この名前が町の外へ出ていきました。残り物から始まったものが、いまは町の名を背負って歩いていることになります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
※上記リンク経由のご予約はAURAの運営を支えます(料金は変わりません)
まわりを読む