鍋・汁
山梨県 富士吉田市
夕顔のみそ汁
さちとあじ · FOOD & DRINK
夕顔の実を薄く切って味噌汁に入れる。煮えると透きとおる。
この場所の物語
夕方に咲く花の実のほうを、暑い盛りに食べているんですよ。夕顔は、朝顔とはまったく別の植物になります。かんぴょうの材料になる丸夕顔とも、また別のものになります。瓢箪のように長い形をした、長夕顔のほうです。朝に咲く朝顔に対して、夕方に開くのでこの名になりました。
富士北麓では、大正のころから栽培されてきたそうです。市場へ出すために盛んに作られるのは、1965年ごろからです。山中湖村では、ゆうごうと呼ぶことが多いといいます。作り方のほうは、たいへん簡単なものなんですよ。煮干しで出汁を取って、薄切りか角切りにした夕顔を入れます。
煮立ったら味噌を入れて、そこで火を止めるだけです。煮ていくと、実のほうがだんだん透きとおってくるんですよ。そこから、とろりとした独特の歯ざわりが出てきます。食べるのは8月から9月ごろ、いちばん暑い時季なんですよ。暑い盛りに、夕方の花の実を汁にして飲んでいます。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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