魚介の料理
鳥取県 境港市
松葉がに
さちとあじ · FOOD & DRINK
漁期の決まった雄のズワイガニを茹でや焼きで出す。港の競りの日に店が並ぶ。
この場所の物語
札の裏には、獲った船の名前が書いてあります。甲羅が11センチを超えたものには、競りの前にその札がつくんですよ。どの船が獲ったかが分かる仕組みです。松葉がにと呼ぶのは、育った雄のずわいがにのことになります。雌のほうは、まったく別の名前で呼ばれているんですよ。
漁の期間は、11月の初めから3月までと決まっています。荒れる冬の日本海へ、船が出ていくことになります。揚がる港は、鳥取に網代、田後、境といったところです。名前の由来には言い方がいくつもあります。細い脚が、松の葉のように見えるから。脚の殻をむいて水に放つと、松葉のようにぱっと開くから。浜で松葉を燃やして茹でたから。
どれも、見た目か手つきの話で、味の話は出てきません。雌は親がにと呼ばれて、ずいぶん小さい。汁にすると、外子と内子が出てきます。雄と雌で、名前も値段も、まるで違う扱いをされるんですよ。値のほうも、10倍ちかく違うことがあるそうです。同じ蟹だとは、なかなか思えません。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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