麺
千葉県 富津市
竹岡式ラーメン
さちとあじ · FOOD & DRINK
叉焼の煮汁を湯で割ってスープにする。乾麺を別鍋で戻し、刻み玉葱を載せる。
この場所の物語
出汁を取らずに、叉焼の煮汁を割るんですよ。それが、この店ならではの汁の作り方ということになります。だから色が黒くなって、見た目より塩気が立ってくるんですよ。麺のほうは乾麺を使って、別の小鍋で戻していきます。七輪にかけると、目で見ながら火加減を細かく合わせられるからだそうです。
たいていの店が機械に任せる工程に、ずいぶん手をかけていることになります。上には大ぶりの叉焼とめんまと海苔が載ります。そこへ、刻んだ玉葱がたっぷり載ってくるんですよ。この玉葱のことを、この店では薬味と呼んでいるそうです。ぴりりとした辛みが、汁の重さをうまく切ってくれます。
富津の竹岡という漁師町で、70年より長く続いている1軒から広まりました。出汁を取らずに、叉焼の煮汁を割ってしまう。手を抜いたようでいて、実はそうではありません。台所でいちばん濃いところだけを取り出して、薄めているわけです。玉葱が無ければ、この汁はきっと重すぎます。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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