商いの場/通勤圏の勤め
埼玉県 行田市
行田の足袋蔵とまちなか
Gyoda Tabi Warehouses
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
足袋を保管した土蔵や煉瓦蔵が市街に多数残り、博物館や飲食店に転用されている。
この場所の物語
蔵が1棟だけ大事に残っているのではなく、市街のあちこちに散らばって建っているんですよ。行田市には足袋を保管していた土蔵や煉瓦蔵がいまも多く建っていて、もともとは商品を置くための建物なので、窓が小さく天井が高い。装飾らしいものは、外にも中にもほとんど付いていません。
その素っ気なさは、博物館や飲食店に転用されたあとも消えないんですよね。中に入るとここは元は物を置く場所だったのだと思い出して、家具の隙間から建物のほうの用途が顔を出してきます。歩いていると次の蔵、その次の蔵と出てくるので、数が残っていることのほうがここでは効いているんです。
高崎線で大宮にも都心にも通勤できて市街は平坦ですから、自転車でよく回れる町ですが、静かすぎると感じる人はいるでしょう。商品が消えてしまっても、それを置いていた建物のほうは残ります。行田市は一時期、国内の足袋のかなりの割合をつくっていたそうで、城が先にあって、足袋の商いはその足元で育ったことになります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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