温泉
この場所の物語
石畳の路地を歩いていると、ふと湯気がただよってくる、そんな感じの場所なんです。飛騨高山温泉は、1989年に源泉が掘り当てられた、まだ新しい湯でして、古い町並みのなかにそっと入り込んだように点在しています。60か所以上の宿がひっそりと旧市街に散らばっているから、浸かる場所を選ぶたのしさがあるんだなあ。
足湯にちょっと腰をおろすだけでも、この町の時間の流れがからだに伝わってくるんです。長く滞在するほど、湯と町が一緒になってなじんでくるような、そういう手触りがあります。多拠点で暮らす人にとっては、日常のリズムを置きなおす拠点になりうる場所です。
訪日客には、温泉と古い町並みがひとつながりになっているふしぎさが、この土地だけの固有の体験として残るはずです。高山駅から送迎で浸かりに来て、そのままぶらりと歩く、そういうゆるやかな一日がよく似合う場所なんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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