温泉
この場所の物語
山の気配をすぐそばに感じながら、ちょっと深めに息を吸うと、湯のにおいがかすかにまじるんです。鹿野温泉というところは、にぎやかさをわざと遠ざけて、からだを休めることだけに集中してつくられた場所なんですよ。十の源泉をひとつにまとめて管理するという、ふだんあまり聞かないしくみがあって、それが掛け流しの湯をしずかに届けてくれるんだなあ。
鹿野城跡のある城下町の風景が河内川の向こうにのこっていて、歩くとその時間のゆっくりさに気づくんです。旅館は三軒ほど。選択肢がすくないぶん、泊まる場所と自分との距離がちかくなる感じがします。長く滞在するなら、温泉病院やペンション村がそばにあるこの環境は、暮らしの輪郭がすこし見えてくるかもしれない。
多拠点の拠点としては、鳥取の街から離れている静けさが、ひとによっては「ちょうどいい」になるんです。訪日の旅人にとっては、保養地という日本のふしぎな文化に浸かれる、すなおな入口になるとおもいます。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
※上記リンク経由のご予約はAURAの運営を支えます(料金は変わりません)
まわりを読む