魚介の料理
鳥取県 鳥取市
もさえびの刺身
さちとあじ · FOOD & DRINK
傷みが早く、獲れた土地でしか出ない海老。甘みが強い。
この場所の物語
半日で、頭が黒くなってしまうんですよ。血に銅が入っていて、空気に触れると色が変わるのだそうです。だから、遠くへ運ぶことができません。獲れた土地でしか食べられない、というのは、そういう理由になります。正しくはクロザコエビという名前だそうです。
水温5度ほど、深さ200メートルから250メートルの海にいます。日本海だけで獲れる海老なんですよ。軽く洗って、頭と尾を残して胴の殻を剥き、刺身の醤油で食べます。身に弾力があって、噛むと押し返してくるんですよ。甘みのほうは、あの甘えびよりもいっそう強いくらいに出ます。
沖合の底びき網で、9月から5月まで獲るんですよ。腹に緑の卵を抱えた春が、いちばんよいとされています。境と鳥取と網代が、主だった港なんですよ。市場に出る量も、そう多くはないのだそうです。黒くなる前に食べる、というだけの条件で、この海老は港のそばにいる人のものになりました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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