漬物・発酵
滋賀県 日野町
日野菜漬け
さちとあじ · FOOD & DRINK
根の上が赤く下が白い蕪を漬ける。桜色に染まった漬け汁が残る。
この場所の物語
和歌のほうが、名前より先にありました。500年ほど前、この土地の領主だった蒲生貞秀が、鎌掛の観音堂へ参ったときに日野菜を見つけたと言われています。漬けてみると、全体が桜の花のような色に染まりました。それが京の公家を通して、時の後柏原天皇に献じられます。
天皇が喜んで、和歌を一首、貞秀のもとへ贈りました。近江なる、ひものの里のさくら漬。それでこの菜を日野菜と呼び、漬物をさくら漬と呼ぶようになったと伝わるんですよね。滋賀県の日野町で、漬けるのは11月から1月にかけて。
日野菜は蕪の仲間で、葉のほうが紫、根に向かって白くなります。長さは30センチほどで、ずいぶん細い。独特の風味に、辛みと苦みが加わります。作り方は、干してから、米糠と塩の層に交互に重ねて、押し蓋と重石をするんですよ。一か月ほど経ったところで、漬かり具合を見ます。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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