一次産業/観光・宿
福島県 下郷町大内
大内宿
Ouchi-juku Thatched Post Town
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
茅葺きの寄棟屋根が街道の両側に並び、家並みの前を水路が流れる。高台から全体を見下ろせる。
この場所の物語
家の前を、飲み水や洗い物のための水路がずっと流れています。大内宿は街道の両側に茅葺きの寄棟屋根が並ぶ集落で、その家並みの前を水路が途切れずに通っているんですよ。いまも夏になれば飲み物を冷やすのに使われていて、設計の理由より使い方のほうが長く生き残るようです。
屋根の葺き替えは、1軒でできる仕事ではまったくありません。何十人もの手を集めて何年もかけて順番に回していくもので、高台へ上がると宿場の全体を見下ろすことができるんですよ。屋根の向きがきれいに揃っていることが上からよく分かり、1981年に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれた集落です。
下郷町の中心までは車で15分、会津若松市までは1時間ほどかかります。冬の積雪は深く雪こそがこの屋根の形を決めている条件で、茅葺きは住んでいる人がいなくなると保てなくなるんですよね。希少なのは材料よりも葺き替えの日に集まる人数のほうなので、並んだ屋根を見上げるとき、見ているのは順番の記録なんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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