魚介の料理
三重県 伊勢市
さめなます
さちとあじ · FOOD & DRINK
鮫の身を茹でて酢味噌で和える。傷みにくい魚として山へも運ばれた。
この場所の物語
名の作りひとつで、膳の上の場所が決まっていました。さばいたばかりの鮫の身を、刺身より少し薄めにそいでいきます。それを湯にさっとくぐらせて、冷たい水で締めるんですよ。志摩の味噌だれは発酵が強くて、塩気もしっかりしています。それを付けて食べることになるのだそうです。
志摩の和具では、祝いの膳のことをてびき料理と呼ぶそうです。越賀のほうでは、これをさはち料理と呼んでいるんですよ。そのどちらにも、これが一品として並びます。結納の樽入れや婚礼、厄祝いや米寿の膳にも出てきます。海から遠い村にも運べた魚だから、というわけではないんですよ。
鮫という字には、交わるという字が入っています。だから、めでたい席に欠かせないのだと説明されました。味や栄養の話が来ると思っていたら、字の形の話だったわけです。鮫はもともと、伊勢神宮の大きな祭りの神饌にも使われてきた魚になります。旬は12月から1月にかけての、寒い時期です。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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