焼き物
青森県 十和田市
十和田バラ焼き
さちとあじ · FOOD & DRINK
牛のバラ肉と大量の玉葱を甘い醤油だれで鉄板に押し付けて焼く。汁気が残る。
この場所の物語
すでに食べられているものを、あとから選んだんですよ。牛のばら肉と、山ほどの玉葱を使う料理になります。それを醤油の甘辛いたれで和えて、鉄板に押し付けて焼くんですよ。始まりは50年ほど前、三沢の基地の前に出ていた屋台だと言われています。基地に勤める人たちが赤身を取ったあと、脂の多いばら肉やもつが安く払い下げられていました。
それを玉葱と一緒にうまく焼いたのが元だと伝わります。同じ文化圏だった十和田に広まって、いまは市の食べ物として通っているんですよ。2008年には、まちおこしの集まりが立ち上がりました。もともと市民が食べているものを選んだ、というところがいいと思いました。名物を新しく作ったのではありません。
玉葱のほうは添えものではなく、山のように入れていきます。焼くうちに崩れて、水が出てくるんですよ。だから肉が乾かないで、最後まで汁気が残ります。鉄板に押し付けるので、焦げ目と汁気が同じ皿に並びます。その順番が、こういう催しの誠実さを決めるのだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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