麺
福岡県 久留米市
久留米ラーメン
さちとあじ · FOOD & DRINK
豚骨のスープを継ぎ足して炊く店があり、博多のものより濃く重い口当たりになる。
この場所の物語
間違いから始まったものが、継ぎ足されて続いています。1937年、久留米に南京千両という店ができました。宮本時男という人が、横浜の支那そばと、長崎ちゃんぽんの豚骨のスープを参考にして考えたものです。ただし、そのスープは透明感の残るものでした。わたしたちの知っている白く濁った豚骨は、まだ生まれていません。
白く濁ったのは、10年あとになります。1947年、杉野勝見が開いた三九という店でも、はじめは透明でした。ある日、仕込みを母親に任せて出かけた杉野が帰ってくると、手違いで強く炊かれ、煮立って、白く濁っていた。それが、いまの形になったんですよ。
この土地には呼び戻しという製法があります。スープが減ると、別の釜で煮立てた新しいものを継ぎ足していく。旨みの成分が、ふつうの作り方の2.8倍あるそうです。継ぎ足すぶん、味がだんだん濃くなっていきます。麺は博多より少し太くて、汁も博多より濃いんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
※上記リンク経由のご予約はAURAの運営を支えます(料金は変わりません)
まわりを読む