一次産業
福岡県 うきは市 新川田篭
うきは 新川田篭
Shingawa-Tagomori Terraced Village
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
隈上川上流の山村。茅葺の民家と石積みの棚田が谷に沿って続き、古い民家が現地に残る。
この場所の物語
棚田と茅葺きが同じ谷に残っていて、家と田と山の関係を、そのまま見ることができます。新川田篭は隈上川の上流にある山村で、茅葺きの民家と石積みの棚田が、谷に沿って続いているんですよ。古い民家がよそへ移されずに現地へ残っているので、建物だけが切り離されていません。2012年の7月に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれていて、いまも十数戸の集落として続いています。
久大線の駅までは車で30分ほどですが、棚田の維持には人手が要って、そこがいちばんの課題なんですよ。石積みの棚田は水を上から順に落としていく仕組みなので、1枚が崩れると、その下の田まで影響が出ます。田は1枚ずつ独立していない、ということなんですよね。
民家を移して保存すると、周りのほうが失われてしまいます。田と山と水路のつながりの中に建っているからこそ意味のある建物なので、現地へ残すという判断は、家だけを守るよりもずいぶん難しい方法になります。新川田篭が残しているのは、家ではなく谷の全体なのだと思います。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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