image · pastoral × balanced (proxy)
この場所の物語
野沢駅の無料レンタサイクルを借りて、阿賀川ぞいをすこし走るだけで、この町のぐあいがわかってくるんです。川が蛇行しながら盆地を縫い、銚子の口の奇岩がそそり立つ峡谷が、江戸の旅人も難儀したという顔つきで今もそこにある。四方を山に囲まれた豪雪の地で、会津塗や桐製品がこつこつと作られてきたのも、この閉じた地形があったからこそなんだなあ、と思います。
旧新郷中学校の校舎を使った西会津国際芸術村では、アーティストが滞在しながら制作と展示を続けていて、廃校の廊下が静かにひらいているんですよね。PCを持ち込んで数週間ここに置いてみると、出ヶ原和紙や会津張り子といった手仕事の時間感覚が、じわりと自分のリズムに混ざってくる気がします。道の駅にしあいづで地元産品を眺めながら、ミネラル野菜や縞瓜を買って自炊する、そういうふだんの繰り返しが、ここでの暮らしの骨格になっていく。
大山祇神社の杉並木の石段を上ると、越後街道の宿場として六斎市が立っていたころの野沢の厚みが、石の冷たさとともに伝わってくるんです。「百歳への挑戦」を掲げる町が、沖縄県大宜味村と交流を続けているという話も、この山里の人たちの、なんというか、おだやかな好奇心をよく表しているなあ、と。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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この場所の中身
この地に重なるもの
- 円満寺観音堂
- 磐梯朝日
- 野沢
- 上野尻
- 尾登
- 徳沢
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